長谷川塾で中学受験を経験したことで、忍耐力や継続力などさまざまな力が身に付き、自分自身の大きな成長を実感することが出来ました。この経験をたくさんの子供たちにしてもらいたいと思い、長谷川塾の先生として戻ってきました。

長谷川塾では生徒としてではなく
一人の人間として指導してくれました。

長谷川

「あなたのお子さんにはどのような大人になってほしいですか?」という質問に対し、絶対に“頭のいいひと”になってほしいという人はいないだろう。確かに“頭がいいこと”は大切だがそれがそんなに魅力的なのか?

長谷川

いや違う。簡単に言えば“いいやつ”になってほしいということではないだろうか。今回はその“いいやつ”っていうのはどういうことなのかについて細分化していきたい。“いいやつ”の定義は様々あるが、優樹には『責任感』という観点に絞ってインタビューしていきたい。

長谷川

ということで今日はよろしくね。

田坂

よろしくお願いします。

長谷川

人間の魅力の一つに『責任感』があると思うんだけど、一緒に働いてみて、その強さが伝わってきて、是非話が聞きたいなと。優樹の中で何か思い当たるものはある?

田坂

そうですね。中高ともにテニス部の部長を務めていたので、その経験は大きいと思いますね。

長谷川

中高両方ともか!これまでの明大明治に行った卒業生の親御さんたちからテニス部は厳しいって聞いたけどそれはほんと?

田坂

そうですね。おそらく私たちのコーチの影響なのかなと思います。試合に負けた先輩は坊主にさせられたりしてました(笑)

田坂

ただ、私が部長になるときに急遽辞められてしまったんですよね。部活動に対して真剣に考えてくださるコーチだったので辞めてしまったのはかなり大きく、部としての方向性が定まらない等の様々な問題が起きました。

長谷川

そんなと時に部長だったんだね。それって結構大変だよね。部の方向性が定まらない以外の問題ってどういうのがあったの?

田坂

部の方向性が定まらないという問題が起きたことで、これまでの厳しいテニス部とは真逆の緩いテニス部に変わってしまったことですかね。この環境に不満をもった部員がどんどん辞めていってしまったので、まずは部活を立て直すことに注力しました。

田坂

ただそんな状況下でも、試合はお構いなしに近づいてくるので、練習もしないといけないしという板挟み状態で正直かなり辛かったですね。

長谷川

でもさ正直、今までのコーチが辞めちゃって、新しいコーチもいなくて、部としての方向性も定まらなくてっていうのは直接的には優樹のせいではないわけじゃん?そういう時に「俺のせいじゃないじゃん」とはならなかったの?

田坂

そうですね。気づいてなかったですけど、確かに言われてみればコーチが決まらないのは学校側の問題ではあると思います。ただ、部長として率いている以上、部員が辞めてしまうなど部の何かが欠けてしまうのはやっぱり部長である自分の責任でもあるのかなと思うんですよね。

長谷川

そう。そこが決定的なんだよね。“自分以外の人に責任を転嫁する人間”と“自分のできることを探している人間”がいるなかで、やっぱり後者の人間、今回だったら部員が辞めてしまったのは自分の運営に何か問題があったから直さなきゃと考えられる人が責任感のある人だと思うんだよね。

長谷川

んで、さっきさらっと『気づいてなかったですけど~』って言ってたけど、そのくらい当たり前に責任感を持つことができたのはなぜだろう?

田坂

中学の部長をしていた時の高校の部長にあこがれを抱いていて、この人みたいになりたいと思ったのがその答えだと思います。

長谷川

高校の部長はどんな人だったの?

田坂

どんな時も一生懸命で人一倍努力をする人だったので、そこにあこがれを抱いていました。その時の背中を見ていたので、自分が高校の部長になったときもこの人みたいにならなきゃという想いがあったのだと思います。

長谷川

あーなるほど。責任感がある=一生懸命さなんだな。責任感があるようにこちらからは見えるけど、でもこの部活は全部自分が見るんだという一生懸命さが背景にあったんじゃないかな。

長谷川

一年間部長として辛い中、一生懸命活動してたけど最終的に結果は残せた?あと、高校の部長を経験して良かったなと思えたことはある?

田坂

そうですね。コーチがいない中、何とか頑張って全国大会に出場することができました。部長を経験して良かったことは、本気で取り組んだことで仲間との衝突もあったんですけど、それがあったおかげでこの年齢になってもワイワイできる関係でいられることかなと思います。

田坂

また、色々と問題がある中でそれを乗り越えることができたのは自信につながりましたし、ある程度の事では心が折れないように自分を強くしてくれました。

長谷川

社会に出ると、責任は当たり前のように上が被ることになるし、チームを持つことの大変さをたくさん知ることになると思うけど、高校生の時にそれに近しい体験を出来たのは非常に素晴らしい経験だと思うよ。

田坂

そうですね。本当に素晴らしい経験ができて良かったです。でもこの経験が出来たのは、中学受験で辛い中、逃げずに自分自身と戦って合格を勝ち取ったという小学生の自分があったからこそだと思います。今中学受験で頑張っている子やこれから中学受験をする子には本当に頑張ってほしいです。今は辛くても、それを乗り越えた未来には希望が詰まってます!

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