3年生ころから中学受験を考えるようになり、大手ではなく少人数の個人塾が自分には合っていると思い探していました。長谷川塾に入ってからは、授業が面白い、分かりやすいと思えるようになり充実した塾生活を送ることができました。
種浦
長谷川塾に最初に来たのはいつだった?
Tくん
4年の2月、5年生になる時です。
種浦
受験しようかなと思ったのは?
Tくん
3年生くらいです。父親から勧められました。
種浦
その時はどう思ったの?
Tくん
もちろん大学受験って大変だと言うのは分かっていたので、受験を1回で終わらせたいとは思いました。
母
父親から受験の大変さを聞かされて、だったら1回で、と思ったんでしょうね。本人が受験する回数を少なく、ライバルも少ないうちに、ってはっきり言っていたので、それだったらと私も思いました。
種浦
それで、塾はたくさん見ましたか?
母
まず、本人から大手は嫌だとはっきり言ってきました。
種浦
どうして?
Tくん
全国統一テストを、大手の塾で何回か受けたんですけど、雰囲気に付いていけないというか、なんか嫌な感じでした。輪に入れないというか。
母
それで、少人数の塾を主人が探して、通い始めたのですが、その塾は1年もせずに潰れてしまいました(笑)最後は生徒二人で、やっていけないという話をされて(笑)いたしかたなく、他の塾を探しました。
種浦
大変でしたね(笑)長谷川塾の雰囲気は大丈夫だった?
Tくん
大丈夫でした。厳しいとか全然聞いてませんでした。
母
私としては、聞いていたその厳しさがこの子には合ってると思いました。
種浦
どういったところが?
母
少々言われても動じないし、言いたい事を言える子だったので、少々厳しい男の先生に教えてもらう方がいいと私は思いました。
種浦
入ってからはどうでした?
母
もちろん最初は叱られるのが嫌だから、宿題とかをやるって感じでしたが、月日が経つにつれ、授業が面白い、分かりやすいとどんどん変わっていきましたね。歴史とかも本に書いてある事だけでなく、色んな話を聞くのが面白かったり。あと理科の実験なんかはとても面白いので、分かるようになったと、言ってましたね。
種浦
積極的に勉強をしようと思ったのはいつ?
Tくん
夏休みかなぁ。
種浦
本当にやる気になったって、自分で思ったのはいつ?
Tくん
12月ですかね。
種浦
それくらいだよね。辛かったことはある?
Tくん
誰かが叱られていると辛かったです。
種浦
そっちか(笑)自分じゃなくて?
Tくん
僕はあまり叱られたりしなかったので。
種浦
だろ?厳しいって言っても、やることやってたら、叱られないんだよ(笑)じゃあ、楽しかったことはある?
Tくん
塾のみんなととても仲良くなったりとか、帰りに話しながら帰るのとか、とても楽しかったかな。
種浦
正月特訓で、一つ下の希望する5年生を授業に入れたじゃない?下級生に入られるの嫌じゃなかった?負けるの嫌とかなかった?
Tくん
嫌じゃなかったけど、負けるのは嫌だなとは少し思いました。
種浦
初受験体験はどうだった?
Tくん
簡単でした、緊張しませんでした。
種浦
凄いなお前(笑)じゃ、初の不合格の体験は?
Tくん
ああ、ショックはショックでしたけど、そんなの気にしてらんないなと、後には引きずりませんでした。
種浦
落ちた息子を見てるのは辛いですよね?
母
そうですね、私は正直辛かったです。過去問の結果からも大丈夫かなと思っていた学校だったので、どうするんだろうと。2月からの受験をどうしたらいいのかで頭いっぱいでした。すでにちょっと守りに入ってました。
種浦
けど、Tくんは大丈夫だったんですね。
母
引きずらなかったのか。1月までは、ちょっと気になる事もありましたが、1月になると本気になってると言うか、とにかく塾に行っていたいと、塾にいる時は充実してると見てて感じてました。受験まで時間がないので、とにかく塾に行きたいと。塾に居たいと、だから学校を休むと言う判断も主人が早いうちに下してましたね。
種浦
受験に向けて最後は何処を集中的にやった?
Tくん
国語ですね。知識の覚え直しと、説明文の記述とかが苦手だったので、そこを重点的に勉強しました。
種浦
それは自分の判断?先生に言われた?
Tくん
自分でもそう思ってたし、先生にも言われました。算数はこれ以上伸びないだろうから、国語をやろうと。
種浦
やってみてどうだった?
Tくん
国語の長文読解がすごく出来るようになった実感はありました。自然と分かるようになり、読んでても途中で分かる事もありました。
種浦
そして第一志望の明治大学付属明治中学校(以下 明明)に落ちた、どう思った?
Tくん
終わった時に自信なかったので、落ちたとは思いました。けど落ち込んでてもしょうがないなと。
種浦
そして、もう1回明明を受ける決断をするんだけど、落ちたら、って考えなかった?
Tくん
受かる自信もなかったです。過去問でも合格したことなかったし。けど行きたいって思いました。
種浦
そこまで思えたんだね。お母さんは不安でしたよね?
母
やめてって思いましたね(笑)家族で話してる段階では立教新座中学校(以下 立教)を受ける、そこは受かるだろうと長谷川先生からも言われてましたからね。それが明明受けると言われて。え?って。
種浦
止めようと思いました?
母
本人の気持ちもあるからいいけど、突っ走ってないかなと思いましたね。安全と言われてる学校があるんだし。立教も好きだって言ってましたからね。けど、耳に入ってませんでしたね。どうしたらいいのか。迷ってやっぱり駆け込みました(笑)長谷川先生のところに。大丈夫でしょうか?と。
種浦
そうでしたね(笑)
母
こんなに主張を出してきたTくんを見たのは、先生自身も始めてだったみたいで。先生はこの気持ちを買ってあげたいと言ってました。
種浦
そう言われてもね(笑)落ちる事を考えますよね母親としては。
母
そうですね(笑)怖かったですね。立教に通う姿を想像してましたから。
種浦
さて2回目、終わった時、自信あったの?
Tくん
いいえ、1回目よりありませんでした。落ちると思いました。
種浦
そうなんだ、落ち込まなかった?
Tくん
もうしょうがないなと。
種浦
強いね(笑)だけど、見事合格。合格聞いた時、涙は出ないもの?
Tくん
出ました、合格聞いた時は。
母
家族みんな泣きましたね。実は合格の電話をTくんがくれた時、主人と満員の電車に乗ってたんです。「受かった〜」って言われて、鳥肌立ったんですが、泣く訳にも行かず、主人も離れたところにいたので、共有することもできず(笑)大変でした。この歳になってそんな感情を揺さぶられるなんて、本当に久しぶりのいい経験でした。
種浦
これから受験を迎える親御さんに伝えたい事はありますか?
母
子供がここに行きたいって思える学校を持つ事で、本当に力が発揮できるんだなと思いましたね。本命ではない学校に落ちた時も割と冷静に本命に向かってくれたので。行きたいと思える学校を見つけることで、本人が後悔のない受験が出来るのかなと。あとはやはり受験は親子二人三脚でするものだなと。本人ひとりが頑張ってもどうなるものでなく、私は勉強を教える事はできないので、私のやれる事をサポートしたつもりなんですけどね。
種浦
Tくんはここをこうした方がいいなと思う事とかはある?
Tくん
やはり、もっと早く本気になった方が、安心して受験を迎えれると思いました。
種浦
本気になったきっかけは?
Tくん
残りの日数を見て、ある日焦りました。
種浦
そうならないと、なかなか本気になれないんだよ(笑)中学に行ってやりたい事は?
Tくん
友達をいっぱい作りたいです。
母
6年生の後半でクラスの友達関係にちょっと悩んでたりしたので。明るく、友達をいっぱい作って欲しいですね。
種浦
そうですね。今日は本当にありがとうございました。